在宅医療とはなんですか?
医師が皆さまのご自宅やご施設に伺い、診察・治療を行う事です。
在宅医療には、大きく二つに分けて「訪問診療」と「往診」がありますが、この二つを組み合わせることで、皆さまの自宅療養を24時間365日サポートいたします。
訪問診療と往診の違いはなんですか?
「訪問診療」は定期的に医師がご自宅やご施設に伺い診療を行うことです。
「往診」とは、このような「計画された診療」ではなく、急に病状が悪くなった時などに臨時で医師が訪問することです。
定期的な「訪問診療」を通して患者様の普段の体調や薬の効き具合、療養への思い、生活のご様子などを知るよう努めます。これらを把握しているからこそ急な「往診」の際に、患者様の病状や意向に沿った対応が可能になります。
対象となるエリアを教えてください
主に以下のエリアを対象とさせて頂いております。

埼玉県:草加市、八潮市、川口市、蕨市、戸田市、越谷市など
東京都:足立区、荒川区、北区、豊島区、板橋区など

当院より車で30~40分以内に到着する範囲内に暮らす患者様が対象となります。
上記以外のエリアにつきましては電話にてお問い合わせください。
在宅医療は誰でも受けられますか?
定期的な通院が困難な状態でご自宅やご施設などで療養を希望される方は、どなたでもご利用いただけます。
一人暮らしでも在宅医療を受けられますか?
可能です。ケアマネジャーの指揮のもと、医療・介護・福祉の制度を上手に利用すれば、一人暮らしでも在宅で療養できる環境を整えられます。
紹介状がないと訪問してくれませんか?
訪問可能です。かかりつけ医がいない場合にも対応いたします。
なお、かかりつけ医がある場合は、円滑な診療開始のためにも紹介状(診療情報提供書)をご用意いただけますとスムーズに診療を開始できます。
別の病院にも通院しながら在宅医療を利用できますか?
可能です。
専門性の高い病気をお持ちの方、抗がん剤治療経過中の方などは、病院の医師と連携しながら診療にあたらせていただきます。ご要望があれば診療内容、検査データーを随時通院先の病院へ送らせていただきます。
診療の際に家族は同席してもいいですか?
訪問診療においてご家族の皆様のご協力は、大変重要ですので、ご家族の皆様にできる限り同席いただきたいと考えております。最近の状態や検査結果などについて、不明な点がございましたら、遠慮なくご質問ください。
訪問の頻度はどれくらいですか?
月2回の訪問を原則としています。ただし、重症の方や緩和ケアが必要とされる方など、病状に応じて訪問頻度の調整をご相談させていただきます。
訪問日時は指定できますか?
基本的には患者様の状況に合わせて、訪問計画をお作りしますが、もちろんご本人・ご家族のご希望に合わせて柔軟に対応いたします。
在宅医療の場合、お薬はどこで出してもらえますか?
当院では、すべて院外処方でお薬を出しております。訪問時に処方箋をお渡ししますので、お近くの薬局でお薬をお受け取りください。お薬の配達をご希望の方は、配達対応が可能な薬局をご紹介します。
今まで使ってきた薬を継続して使ってもらえますか?
可能です。今までの治療過程・方針を最大限生かした上で、円滑な在宅医療への移行を図っていきます。
対応できる診療科を教えてもらえますか?
当院では内科、皮膚科、外科、精神科などの診療科の治療に対応しておりますが、その他の診療科に関してもホームドクターとして治療内容を引き継ぎ、内服治療を継続することは可能です。
自宅でも必要な検査を受けられますか?
血液検査、尿検査をはじめ、心電図検査、レントゲン検査、各種超音波検査、血液ガス分析などの検査が対応可能です。
訪問診療でも点滴や医療処置は対応できますか?
可能です。採血から超音波検査、酸素療法や中心静脈栄養の管理などの処置も可能です。またターミナルケアや重症の方々にも対応しております。
急に具合が悪くなった場合はどうすればよいですか?
まずはお電話いただき、様子をお知らせください。対処方法をお伝えして医師が必要と判断した場合には往診いたします。24時間365日対応いたしております。
※往診到着まで待てないと判断した場合には救急車を要請することもあります。
※定期訪問診療を受けておられない方のその日のみの往診は原則行っておりません。